投資期間はどれぐらいに分けられるのか?【3つの投資期間別メリット・デメリットをズバッと紹介】

こんにちは。Wild Samuraiです。

今回は投資期間がどの程度分けられるのかについて解説していきたいと思います。

投資家向けのセミナーや勉強会の動画を聞くと必ずと言っていいほど出るフレーズが

  • この銘柄は短期的には強気で持っていていいでしょう
  • アメリカは今後も経済成長が著しいので長期的には株は強気のトレンドが続くでしょう
  • 新興国はコロナの打撃が大きいので中長期的には売りでしょう

こんなフレーズです。

いやいや、短期的にはってどれぐらいの期間なの?

そもそも短期と長期がよくわかってないのに中長期って言われてもますますわからん・・・

こう考える人も多いと思います。

そこで今回は

  • 投資の期間について知りたい人
  • 自分にあった投資期間を知りたい人
  • 短期・中期・長期の投資のメリットデメリットを知りたい人

こんな人におすすめです。

まず結論です。

結論

・短期投資・・・数分〜1日

・中期投資・・・1週間〜半年

・長期投資・・・半年〜10年程度

となります。

ちなみに私は現在、中長期投資をメインで行っています。

一度持った銘柄は「3ヶ月〜」保有していて上昇とともに少しずつ利確していき、悪いニュースが出ると損切りをするパターンが多いです。

短期投資もやったことはありますが、心臓に悪いのであまりやりません。

それでは順番に解説していきます。

短期投資とは

短期投資とは、投資のタイミングをとらえて短い期間で売買を行うことです。

利益が出ればもちろんのこと、損失が出たとしても利益確定または損切りをして短い期間で結果を出します。

需給のバランスに注目して

・売られすぎているからこっから上がるだろうな

・買われすぎているから一時的に下がるだろうな

という心理戦的な一面もあり行動心理学など読み合いで利益を伸ばせる人はこちらのほうが短期投資のほうが有利です。

需給のバランスが大事ということでテクニカル分析を主に用います。

また、決算発表などの大きなイベント、経済ニュースや政治動向などで大きな変動があると株価は大きく反応します。

大きな上昇、下落に乗じて波に乗れる人は短期投資に向いているでしょう。

ちなみに短期投資で億万長者になった人で有名な人はテスタさんでしょう。

短期投資のメリット

すぐに損益が確定すること(翌日に損益を持ち越さずにすむ)

短期投資ではその日のうちに損益が確定します。

また、短い期間で儲けを多くとるには株価が大きく上下するものを狙うとより大きな利益を得られる可能性が上がります。

例えば

  • 決算発表など大きなイベント
  • その銘柄独特の大きなニュース
  • セクター全体に影響を与える情報

上記の情報は株価が大きく上下する材料になります。

一時的な需給の歪みができると株価は1日に10%も20%も上下します。

そこを狙って株の売買をすることで大きな利益を狙うことができます。

資金効率を上げられる

買ってすぐに下がってしまった銘柄でも、損切りをして現金化すれば塩漬けのリスクはありません。

現金化した資金はすぐにでも別の投資先に回すことができます。

これが長期投資の場合、塩漬けにしてずっとマイナスのまま現金化できないという恐ろしさがあるのです。

資金効率を上げられるという面でも短期投資は優れています。

短期投資のデメリット

安定的な利益を出し続けることが難しい

短期投資ではその日のうちに売買を終わらせる必要があります。

そのため買ったときに「ここまで上がったら利確する」「ここまで下がったら損切りする」というルールを作らなければなりません。

相場の状況が自分の思ったとおりに運べば良いのですが、毎日の相場状況を正確に予想することはプロでも非常に難しいです。

ときには大負けをすることもあることからサラリーマンの給料のように安定的に利益を出すことは難しいでしょう

株主優待や配当金がもらえることが難しいこともある

そもそも株主優待や配当金は企業の指定する日付(権利確定日)に株を持っていることが条件になります。

そのタイミングでタイミングよく売買するという手法もありますが、そのやり方だけでは投資する枠が限られてしまいます。

そのため、短期投資ではほとんどのトレードで株主優待や配当金を得ることはできません。

日本株のトレードの魅力の一つに株主優待があるのに、それを使えないというのはもったいないでしょう。

中期投資とは

中期投資とは短期投資と長期投資の中間に位置付けられている投資スタイルです。

期間的にはだいたい1週間〜半年程度とかなり幅があります。

短期投資では投資の指標にテクニカル分析を重視しますが、中期投資からはテクニカル分析はもちろんのこと、投資する会社の業績や業種のトレンドの波にのることも重要です。

要はテクニカル分析×ファンダメンタル分析の両方がバランス良く使えるということです。

短期投資をするほど投資に時間はかけられないが、長期投資ほど気長に待つのが焦れったい!という人におすすめの投資手法です。

中期投資のメリット

程よい距離感で投資できる

中期投資のメリットは短期投資ほど相場に張り付く必要がないことです。

短期投資をやったことがある方はわかると思いますが、デイトレードというのは朝9時〜午後3時まで(ザラ場)ほとんどPCの前でチャートを監視しておく必要があります。

これでは本業の仕事がおろそかになってしまいます。

その点、中期投資は1日1回のチェックや期間を伸ばせば1週間に1回程度の相場チェックで済みます。

また、勝率が高い人は中期投資からというデータも出ています。

程よい距離感で投資に取り組めることも中期投資のメリットです。

短期投資より利幅を取りやすい

中期投資は短期投資よりも投資期間を伸ばすため、より大きな利幅を得ることができます。

相場環境にもよりますが、数週間〜数ヶ月あれば相場は数10%程度は変動する可能性があります。

これが短期投資だと1円〜10円程度の株価の変動を追いかけて売買していくので利幅の規模が全く変わってきます。

中期投資のデメリット

手を付けやすいが奥が深い

中期投資の特徴としてテクニカル分析×ファンダメンタル分析の両方がバランス良く使えるということを説明しました。

これは初心者でも基本的なことを理解していれば手をつけやすい反面、様々な考え方ができるということで奥が深いこともいえます。

考え方に正解がなくても相場は上がるか下がるかの2択・・・

どういった考え方をするかで天国と地獄が決まります。

予想してない事態が起こったときの対処が必要

金融経済は常に暴落の隣合わせにいます。

2000年のITバブル・2008年のリーマン・ショック・2020年のコロナショックなど、10年程度に1回は大きな暴落を経験しています。

しかもこれらの暴落は基本的に予想して対応できるものではありません。

こういった暴落が着たときに冷静に資金を引き上げたり、追加の投資ができるかどうかでその先の投資成績は大きく変わってきます。

中期投資になると、こういった暴落にもある程度柔軟に対応する力が求められてくるため投資家としての力量が問われます。

長期投資とは

長期投資は半年以上で、場合によっては10年〜30年程度の長い期間の投資を前提に行うことをいいます。

長期に渡ってお金を投じるので、投資先の国、会社、セクター(業種)が成長をし続けるということが肝になります。

中期投資まではチャートを利用したテクニカル分析が重要と言っていましたが、長期投資になるとファンダメンタル分析がより重要になります。

つまり、過去の株価がどうだったという情報よりも、

  • 投資先の業績、事業内容、財務状況等がどういったものか、という定量的なこと
  • 投資先の業界研究・競合比較など

こういった情報が大切になってきます。

長期投資のメリット

株価の値上がりと配当金の両輪で大きな利幅を狙える

資本主義における企業の目的は利潤の追求です。

1年計画・・・3年計画・・・5年計画と企業によって差はあれ、どこも成長と社会貢献を軸にしています。

株価で考えた場合、企業の成長に合わせて2倍・・・3倍・・・と長期で考えると成長していきます。

また、合わせて株価には配当金が出るものが多いです。

これは企業の売上の一部を株主に還元するというもので、年に1〜2回程度の配当が出る会社が多いです。

この配当金を自分で使っても良いですし、投資している企業に再投資してもいいでしょう。

再投資することで複利の力を存分に得ることができます。

日々の相場の変動にとらわれない

正直コレはかなり大きいかもしれないです・・・

長期投資をするにあたっては投資する企業の選別にはかなりの時間を要するでしょう。

しかし、一度資金を投じてしまえば、その企業へ投資した軸がくずれない限り資金回収をする必要はありません。

ある程度投資企業のニュースなど見ることはあっても日々の相場の変動などは考える必要がありません。

長期投資のデメリット

投資先を見誤ると大きな機会損失になる

長期投資は今後成長が見込める企業には行うものです。

逆にいうと業績が低迷していく企業には投資してはいけません。

例えば日本株の場合、1989年の38,957円を最高値につけ、31年の間それ以上の高値をつけていません。

極端な話をすると、その付近で日本株を買ってしまった場合、ずっと含み損ということになります。

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