Wild Samuraiの投資ブログ こんにちは
Wild Samuraiです
今回はここ最近の投資に対して感じることついて書いていきます。
目次
◯数多くの長期投資家は投資方針を転換
もともと私は投資に対する考え方として「長期投資」を重点的に行い、「短期投資」は殆ど行わない投資方針でした。
なぜならば長期投資は「投資」的な考え方が強く、短期投資は「投機」的な考え方が強いものです
ここで改めて投資と投機について私の考え方を整理します。
「投資」
・プラスサムゲーム
・世界の経済は短期的な値動きがわからなくても将来的には経済成長していく
・早いうちから成長企業に資産を投資し、結果的に恩恵を受けるという考え方
「投機」
・ゼロサムゲーム
・企業価値・世界の経済成長の考え方はしない・・・
・短期的な需給の利ざやをとって儲けをとる考え方
これだけ見たら投機よりも投資の方がメリットは多いです。
しかし、最近のマーケットの動向を考えると投機的なトレードを増やした方がいいかもしれないと思っています。
理由としては以下の3つです。
1.個人投資家の台頭
2.金余りの状況で過去に例を見ない株式への資金流入が起こっている
3.必要とされるサービスの変化。これまでにあったビジネスの延長の資産には意味がなくなってきている
特に3つめが重要です。
〇必要とされるサービスの変化 〜これまでにあったビジネスの延長の資産には意味がなくなってきている〜
今回のコロナにおける一連の流れで生活様式や価値観が大きく変わりました。
これはビジネスでも同じことで、それまでに目を向けられていない分野に注目が集まってきています。
例えば
・働く場所
・ESG
・サステナビリティ
・環境問題
・クリーンエネルギー
・EV
・ドローン
・宇宙産業
などです。
これらのビジネスは次世代の生活に取り入れられていくと言われており、まさに未来の産業になり得ると言えます。
例えばイーハン・ホールディングス（EH）という中国のドローンメーカーがあります。
この会社は人を乗せて運ぶドローンの開発・商業化を手掛けており、都市間の旅客輸送や運送を可能にすることを目的にしています。
今はまだ環境が整っていなくても、注目が集まっています。
過去のビジネス成長の延長では資産価値がわかりませんが、実用化されれば大きなマーケットになることは間違いないでしょう。
株価としても大きく上下していることがわかります。
ここ数日の短期的な価格の上下はあるかと思いますが、長期的なマーケットの期待を考えると次のApple、Amazonのような企業に成長するかもしれません。
◯注目の市場について
以前までアメリカの市場の主役はS&P５００でした。
優秀なヘッジファンドマネージャーであっても基本的にはS&P５００の銘柄を基本として、そこから追加で根の伸びそうな会社を選ぶというものでした。
しかし、最近の市場の傾向としては ラッセル2000のほうがアウトパフォームしています。
ちなみにラッセル2000は米国市場の時価総額のうち10%程度しか占めていません。
このように、最近の米国市場ではGAFAのような大型銘柄ではなく、小型銘柄に資金が流入しています。
この流れに投資家として参戦しないわけには行きません。
なぜならば、市場というのはいつでも儲かるわけではないのです。
2000年前後のITバブル崩壊後というのはS&P500はほとんど動かず何年もの長期の間、下落の一途をたどりました。
これを考えると、今は指数全体が押し上げられており、誰でも儲けることができる楽勝な相場と言えます。
このような特別な環境であれば、長期投資を続けつつ、短期的な投機でトレードすることで指数+αを取りやすい環境と言えます。
◯具体的な投資法
では具体的にどのような投資を行っていけばいいのでしょうか？
私の回答としては
「リスクを大きく取る必要はないが、スピード感を意識しつつ短期的なトレードを行うべき」となります。
現在は1日、1週間で刻一刻と情報が入れ替わります。これは今までの相場環境よりもさらに早いものです。
また、1日毎の「今日は勝った」「今日は負けた」ということに疲れてしまうので無理をする必要はありません。自分が「得意としている」「業界に詳しい」「普段接している」というようなセクターに注目し、短期で勝負していいでしょう。
今はボラティリティが激しいので
☓「良さそうな銘柄を買って放置」
○「情報を集めて信頼できる銘柄に数日〜1週間程度の投資」
こういった方法がおすすめです。
さらに追加でいうと、今は伸びるセクターがはっきりと別れており、②→①に移行している段階です。
情報を集めるのであればその銘柄研究をするとさらに良いでしょう。
◯自分の投資方針を考えるにあたって
今までの投資方針から新しい取り組みをするにあたって、「成功率を上げる」ためには自分の行った投資を振り返ることをおすすめします。
自分の投資方針をノートに書き留め
・1日通してどのようなマーケット状況だったか
・投資をしたときの想いや考え
・日々の投資の振り返り
こういったことを累積していくことをおすすめします。
メンタルを平静に保ち、自らを客観視することで主観的にならずフラットな姿勢で相場に挑むことができるでしょう。