スマートベータについて パート3

 

前回の記事に続いてスマートベータについて解説していきます。

前回はαとβについて簡単におさらいしましたが、もう少し深い内容に突っ込んでいきます。

特にスマートベータをどのように作るかという具体例を用いて説明していきます。

 

  • 〜スマートベータの作り方〜

スマートベータには以下の6つの作り方があります。

 

  1. 等金型
  2. 多様性ウェート型
  3. リスク・クラスタリング・ウェート型
  4. ファンダメンタル型
  5. 等リスク寄与型/低ボラティリティ型
  6. 最小分散型/最大シャープ・レシオ型

 

それぞれについて解説していきます。

 

等金額型について

投資金額を銘柄数で割ってそれぞれを等金額で保有するものです。

詳しい数値は図のようになります。

 

 

 

多様性ウェイト型について

時価総額型と等金額型を組み合わせたもので詳しい数値は図のようになります。

 

 

 

リスク・クラスタリング・ウェート型について

これには二つのパターンがあります。

一つ目は業種を等金額にする方法です。

業種全体を等金額 業種内は時価総額加重にします。

 

二つ目は業種内を等金額にする方法です。

業種全体を時価総額 業種内は等金額にします。

詳しい数値は図のようになります。

 

 

 

 

ファンダメンタル型について

時価総額に変わる別の指標に従って、銘柄構成をするものです。

詳しい数値は図のようになります。

 

 

 

 

等リスク寄与型/低ボラティリティー型について

等リスク寄与型はリスク配分が一定になるように加重平均したものです。

低ボラティリティー型は銘柄間の相関なしにボラティリティの逆数で加重平均したものになります。

詳しい数値は図のようになります。

 

 

 

最小分散型/最大シャープレシオ型について

最小分散型はリターン水準に関係なくリスクのみを最小化したものです。

最大シャープレシオ型はシャープレシオを最大化したものです。

詳しい数値は図のようになります。

 

 

 

 

  • 〜スマートベータのパフォーマンス〜

5銘柄で構成されたスマートベータのパフォーマンスは以下の表になります。

 

 

米国株におけるスマートベータのパフォーマンスは以下の表になります

 

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